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HOME >> Topics 一覧 >> February, 2005 >> 01 (Tue)
◇来期線材値上げ、タイヤコードが先導
  関係筋によれば、高炉線材各社は2月旧正明け(2月14日の週)にも来期(4〜6月)積み線材輸出商談を開始する意向である。すでに先週から商談に向けて需要家との環境造りに着手しており、来期も大幅な値上げを求める雰囲気である。

  オファーはタイヤ用スチールコードをアジア向けで150ドル値上げする考えを固めつつある。タイヤコードは中国、タイ、そでに韓国でも需要が旺盛。欧州の米国向けタイヤコードが需要家渡し価格がトン1,50ドルに達しているのに対し、日本の同品種価格は同950ドルと100ドルもの差があるために来期では一気にこの差を解消するのが狙い。

  タイヤコードを大幅に値上げすることによって他の線材も引きずられて値上げが可能な条件が揃うのではないか、と関係筋では観測している。ただ、韓国では建設需要が落ち込んでいるために建材向け線材を大幅に値上げするのは困難な環境である。このため、PCなどは韓国POSCO、中国の宝山鋼鉄、台湾のCSCなどが打出すとみられる来期の線材価格を見ながら交渉を進めていく考えのようだ。

  線材各社が今期積みでは40〜50ドルアップの値上げにとどめていた。これは来期の原料高騰を見据えて需要家に一服感を与えるのが狙いでもあった。今年は昨年以上に高炉原料価格が高騰するのは確実である。これを受けて線材各社は4〜6月あるいは7〜9月までには原料値上げ分の価格転嫁の環境を整備する方針である。
last modified : Fri 04 Feb, 2005 [10:13]
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