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◇新日鉄、VSCに3月積みでホット5千トン供給
  関係筋によれば、新日本製鉄はベトナムの冷延メーカーであるVSC(ベトナム・スチール・コーポレーション)に対し3月積みでホットコイル5,000トンを供給する。窓口は伊藤忠丸紅鉄鋼。

  VSCはイタリアから冷延ミル(レバースミル)を2基導入、同国初の冷延ミルとして今春稼動入りする。ミルの能力は2基合計で40万トンで素材のホットは日本や台湾などから手当てする計画で進められており、新日鉄は通常の契約でVSCにホットを輸出するが、継続性を念頭においており、冷延ミルが本格的に操業入りした後は各期20,000トン程度を想定しているようだ。

  ベトナムの冷延需要は年60万トンといわれ、VSCが立ちあがっても同国の需要を全部カバーできる状態ではない。同国には亜鉛鉄板メーカーが20社程度あるといわれ、今後同国の発展につれ冷延需要はさらに拡大が見込まれる。

  このため、新日鉄はVSC向けのホットを重視しており、将来的にはVSCのホット年間購入量の3分の1程度までは供給を視野に入れているという。

  今回のホットは今期積みとして通常ペースで契約したことから価格はFOB600ドル前後とみられる。新日鉄は今期のアジア向けホットを韓国の中小をはじめ台湾向け、東南アジア向けなどでFOB600ドル近辺で成約しており、これからみれば同一水準とみられるからだ。
last modified : Mon 07 Feb, 2005 [10:20]
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