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◇来期積み線材、150〜200ドル上げ提示へ
  複数の高炉線材各社は2月21日の週から来期(4〜6月)積みアジア向け線材輸出商談を開始する見通しである。オファー価格は品種によって異なるがタイヤ用スチールコードなどは現行比150〜200ドルの値上げを提示する模様である。また、普通鋼に近い線材はスチールコードほど値上げした場合、韓国のPOSCO、中国の宝山鋼鉄などとの値差が開き過ぎることから50〜100ドルアップにとどめる方向である。

  来期以降、原料炭や鉄鉱石をはじめ各種副原料が昨年度以上に値上がりする見通しとなってきている。このために線材各社は4月から原料高によるコストアップ分を線材価格に転嫁し好調なスチールコードは再び三桁の値上げを実行する。これによって、価格はFOB1,000ドルを超えるものとなる。各国とも自動車が好調なことからタイヤ生産に追われており、そのためにスチールコードの需給は依然としてタイトな状態が続くものとみられる。

  こうしたことから線材各社は三桁の値上げを行うものだが、契約期間は各期であるが、価格は4〜9月の上期を見据えて150ドルアップの提示する内容は4〜6月=120ドル、7〜9月=30ドルというように一挙に値上げせずに需要家毎に段階を設けて設定する方向のようだ。

  これに対して非自動車用線材は必ずしも楽観を許さない。三桁の値上げを行えば各国の国内向け線材価格との値差が広がり過ぎるためだ。しかし、原料コストアップがあるために値上げを行わねばならず50〜100ドルアップを提示する模様である。ハイカーボンが100ドル、PC鋼線が50ドルそれぞれ値上げになる見通しである。
last modified : Wed 16 Feb, 2005 [10:29]
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