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◇来期の対中コンテナ用ホット、FOB700ドル視野に
  中国向けコンテイナー用ホットコイル商談は3月から開始される見通しであるが、日本ミル各社はオファー価格に関しFOB700ドルを視野に入れているようだ。今期のコンテイナー用ホット価格はFOB630〜650ドル(エキストラ52ドルと板厚エキストラ17ドル込み)だが、これからみると来期は50ドル以上の値上げとなる。

  コンテイナーの需要は従来、米国のクリスマス時期に合わせ需要が高まりその後は急激に落ちたものだ。しかし、近年はコンテイナー船の大型化が進むと同じに中身がクリスマスが終われば夏物の衣類あるいは家具などが輸出されるというように隙間なく中国から米国向けの需要がある。このため、中国からのコンテイナー用のホットコイルも引き合いが月10,000トン程度と安定した市場にある。

  来期のホットに関しては4月積みで韓国の冷延単圧向けがFOB600ドルとなった。今期の中国向けコンテイナ−用ホットのベース価格FOB580ドル前後を上回ったことになり、従って、少なくとも中国向けも4月積み以降ではベース価格を600ドルに乗せる必要があり、鉄鉱石や原料炭などの原料コストの上昇からみればそれ以上の値上げが必要となってきている。電炉ホットでは中国のコンテイナー用ホットとみられる3〜4月積みではすでにFOB700ドルで成約したと伝えられている。エキストラ込みの価格と想像されるが、それでもすでに700ドルが出現している。

  このため、高炉のコンテイナ−用ホットも同じレベルに引き上げる必要もあり、これからオファー価格を検討する段階にあるが、電炉ホットと同様にFOB700ドルを視野に入れると同時にそれ以上の値上げ幅をも検討することになりそうである。ベース価格を630〜650ドルとするならば、仕上がり価格(エキストラ込み)はFOB700〜720ドル台となる見込みである。

  なお、対中コンテイナー用ホット商談は韓国の大手単圧向けの来期(実質5〜7月)積みに先行して行なわれる見通しとなるが、対中ホットがベース価格でFOB650ドル台となるならば、韓国に対しても来期で50ドル以上の値上げを要請することになろう。
last modified : Mon 21 Feb, 2005 [10:37]
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