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◇中国の建材用GI価格、50ドル上昇
関係筋によれば、中国の国内鋼材市況で建材用溶融亜鉛メッキ鋼板価格が昨年暮れから少しづつ上昇を続けており、これまで400元(ドル換算48ドル)値上がりした。これによってドル換算では720ドル台へと再び700ドル台乗せとなっている。

価格が上昇しているのは建材の需要が回復しているわけではなく、むしろ輸入材減によって在庫が薄くなり補填買いのためとみられる。

現在、アジアのGIミルは米国向けにGIを輸出することでアジアの価格を保っている状態である。米国向けにはインドが月60,000〜70,000トン、台湾同50,000トン、韓国同15,000トン、そして中国が同20,000トンなどとなっている。中国内のGI価格が昨年値下がりしたために当時C&F900ドルをつけていた米国向けに流れているものだ。それが今、米国のGI価格は同800ドルを割るものが出てきているともいわれるだけに、今後中国のGI価格が上昇を続けるならばインドなどは米国を捨て中国に回帰してくる可能性がある。

アジアのGI生産は過剰な状態にあることから余剰玉は米国が下がりつつある現段階では欧州へと流れたりしている。欧州もそれほど景気がユーロ高のために順調なわけではないためにいずれGI相場(現在の価格は米国とほぼ同水準という)は崩れそうだ。

そうなると行き先を失った余剰のGIはアジアからでることを失うか上昇している中国に集中するのかなどが考えられる。米国のGI価格がこれ以上値下がりしなければ心配は薄くなるが、中国のGI価格の上昇と米国の下落が当分気になるところである。
last modified : Tue 22 Feb, 2005 [10:03]
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