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◇台湾CSC、来期国内向け40〜50ドル上げ
関係筋によれば、台湾のCSCは24日、来期積み国内向け鋼材価格を各需要家に通知した。詳細はまだ明らかではないが、概ね現行比1,300NTドル(41ドル)〜1,600NTドル(51ドル)となっている模様。

同筋によれば、ホットコイルの値上げ幅はベースで1,300NTドル、冷延1,200NTドル(38ドル)、GIが1,300NTドル、EG1,600NTドルとなっている。

来期の鋼材価格では23日に中国の宝山鋼鉄が打出しているが、概ね400元(48ドル)としている品種が多い。これからみると、CSCは宝山の値上げに歩調を合わせた格好になっている。ただ、1〜6月価格でみると、まだ日本はホットや冷延の来期商談が本格化していないために比較していないが、すでに今年上期(1〜6月)積みとして決着している日系家電向けGI、EGなどで比較すると、CSCは今期と来期でGIを70ドル弱、宝山鋼鉄は同80ドル強、それぞれ値上げしてたことになるのに対して日本は100ドルとさらに1歩踏み込んだ値上げを行ったことになる。

いずれにせよ、両ミルが来期の国内向け価格を40〜50ドル値上げしたことはアジアの鋼材価格が来期も上昇することを表しており、需要面でも上昇場面となってきていることから日本ミルも3月から本格的に来期商談を開始するが、ホットなどは30〜50ドル、冷延も40ドル前後を値上げすることで一部ミルはオファーをはじめており、CSCや宝山に同調しての値上げを行する見通しである。3カ国の値上げがほぼ足並みが揃っているのは原料面の値上がりに関する認識が同じであることも歩調を合わせているようにみえる要素でもある。

なお、アジア圏ではまだ韓国のPOSCOが値上げを打出さず陥没的な価格となっているが、来週にも値上げを実施するものとみられる。日本、中国、台湾並みの値上げをするのか注目されるところである。
last modified : Wed 02 Mar, 2005 [11:10]
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