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HOME >> Topics 一覧 >> July, 2005 >> 05 (Tue)
◇POSCO、インドの製鉄所建設は将来の礎石
=李亀澤CEOがインドでの製鉄所建設にかける決意を披瀝
韓国POSCOの李亀澤CEOは、インドでの製鉄所建設について同社取締役会で「我々の力と能力でこれを達成できる」と力説、次のように語った。


[インドの製鉄所はPOSCOが描く100年先の同社の礎石]

インドにおける高炉一貫製鉄所建設についてMOUを締結した後、帰国したPOSCOの李亀澤(Ku-Taek Lee)CEOは「インドにおける製鉄所の建設はPOSCOが描く100年先の青写真の礎石となるであろう」、と同社取締役会で述べた。

同CEOはさらに「POSCOの力と能力は立ちはだかるあらゆる困難に必ずや打ち勝つであろう」
製鉄原料は今日の製鉄業にあっては最も重要な要素の一つであると述べ、沿岸部に立地する製鉄所は安価で大量の原料を輸入して鋼材を生産してきたが、これからは違うという。


[製鉄原料の安定確保は今日の製鉄業で最も重要]

その大きな理由の一つに、限られた数少ないサプライヤーによって原料の寡占化が形成され、もはや安価原料を見つけだすことは容易いことではなくなった。さらに、インドやブラジルなどの主要な原料供給国では原料の国家的保護を力説している。

インドは原産州で鉄鉱石の輸出禁止の方向に傾いている。インドにおけるPOSCOの投資は原料ソースを安定化させることで、競争力を高め、成長のための高い潜在力を持つマーケットに浸透していくことを意味している。

同CEOはしかしながら非常に好ましくない気候と、鉄道や道路網、住宅などインフラでは競争力はないことを認め、しかし「もしも我々の前に立ちはだかる多くの困難があるにもかかわらず、製鉄所を首尾良く完成させたならば、POSCOが描く今後100年の青写真に礎石を置くことになろうと付け加えた。

同CEOは120億ドルに達する投資は、POSCOばかりか、韓国、インドにとっても最大のプロジェクトである。このためインド政府とPOSCOが共通の目標を達成するために協力することができれば、新製鉄所は必ずや我々に利点となるであろう。

世界の大手製鉄会社は海外に製鉄所を買収するが、決して建設はしないとしながら、同CEOは「私は我々がこれまでに得た力と能力でこの壮大なプロジェクトの成功を成し遂げることができると強く信じている」と語った。


[POSCO、8月にインドに子会社設立]

POSCOは、インドでの製鉄所完成に向けた長い道程を進むにあたって8月にオリッサ州の州都ブバネシュワール(Bhubaneshwar)に子会社を設立する計画だ。

子会社は、最適な事業構造や好ましいパートナーシップ、環境影響調査の履行を行い、港湾、敷地、工業用水の供給、電力の構想を練る。また、最も最適な鉄鉱山を採掘できるよう鉄鉱山の開発ライセンスを申請する。
事業の有効性が証明されれば、POSCOは2007年に整地を開始、2008年1月までに製鉄所の一部が完工する。

また、李亀澤CEOは、インドのマンモハン・シン首相と6月23日にニューデリーで会い、インドでのPOSCOの製鉄所建設について話し合い、その際、シン首相は、製鉄所建設に必要なすべてのインフラを提供するよう最善を尽くすと語った、としている。
( 佐藤 )
last modified : Fri 08 Jul, 2005 [10:50]
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