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HOME >> Topics 一覧 >> June, 2007 >> 01 (Fri)
◇鞍山鋼鉄、7月積みホットを値上げか
来週から中国の大手高炉の7月積み国内向け鋼材価格が打ち出される見通しであるが、ホットコイルに関しては先に発表した宝山鋼鉄に追随し据え置きとするかあるいは値上げを実行するか注目される。

来週、7月積みを打ち出すとみられるのは鞍山鋼鉄である。現地情報によれば、同社トップが価格重視を指示した、と伝えられている。国内向けでは亜鉛など副原料の値上がりしそれに輸入鉄鉱石価格も上昇、コストアップとなっているために早急に製品に価格転嫁することをトップは求めたものとみられる。

国内向けでみると、鞍山と宝山鋼鉄のホット価格はドル換算で30ドル、冷延も50ドル程度宝山が上回っている。従って、鞍山としてはこの差分を7月積みで値上げする余地があることになる。

宝山は様子見するためにホットと冷延を据え置いたものとみられるが、その後に価格を打ち出すミルが値上げを実行するならば、中国の国内ホット価格はさらに値上げ傾向を強めるものとみられる。ホットが値上がりすると次工程の冷延も値上がりすることが予想される。

また、輸出向けでも鞍山は値上げに動くものとみられる。7月積み商談では武漢鋼鉄が韓国向けで20ドルアップを提示したものの、需要家の反発が強いことから値上げを撤回、据え置きに変更したとの情報がある。鞍山は強気に値上げを提示、輸出税5%アップ分を転嫁するのではないかとみられる。
last modified : Wed 06 Jun, 2007 [10:42]
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