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HOME >> Topics 一覧 >> June, 2007 >> 05 (Tue)
◇中国の大手コンテナ向けホット商談まとまらず
関係筋によれば、中国の大手コンテナメーカー向け来期(7〜9月)積みホットコイル商談は価格が折り合わず、見送りとなる模様である。現状からみると、来期だけでなく10〜12月積みも見送りとなる可能性があるという。

中国のコンテナ向けホットコイル商談は北部の中小向けとでは今期比20〜30ドルアップのC&F650ドル前後で契約がまとまっている。しかし、南部地域の大手コンテナ向けは様相が異なり、価格が折り合う様子もなく商談が破談状態となっている。

商談が進まず決裂状態となっている要因は(1)今年1〜3月期にコンテナを造り過ぎ過剰な在庫となっていること、(2)コンテナ価格が値下がりしている、(3)ホット価格が値下がりし始めている、ーことから中国側がホットの値下げを主張、これに対し日本ミルは値上げを要請し双方の主張の方向が異なることにある。このため、具体的な価格を打ち出さないままに交渉は中断している。

大手コンテナメーカーで製品が過剰状態になっているのは、今年1〜3月に日本の大手海運2社が鉄鉱石に上昇や海上運賃の高騰などからホット価格の上昇は必至とみて、素材であるホットが安価なうちにコンテナを大量に発注したのが背景にあるようだ。現在、コンテナの在庫が引き取られないまま山積みとなっているといわれる。

コンテナ向けはホットを大量に消費することからこれまでは重要な仕向け先であった。従って、最近まではコンテナ向けの契約の不成立は大きな問題であったが、現在は中国ミルが供給の主流となり、日本にとってはそれほどの重要度を持たなくなっている。それだけに今回の商談見送り状態となっても日本ミルは冷静である。一部ミルでは最初から量を供給できそうもないとしていたミルもあった。
last modified : Fri 08 Jun, 2007 [13:09]
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