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◇中国向け造船用厚板、来期はFOB650ドル中心
関係筋によれば、来期(7〜9月)積み中国向け造船用厚板商談がこのほど終了した。同国向け造船用厚板は契約が半年と各期の二つの形態があるが、半年ベースは韓国向けの上期(4〜9月、今年は年契が多い)積みが決まった時点で30ドルアップでほぼ決着しており、今回の対象となったのは各期毎の需要家である。

中国も韓国と同様に造船材の需要は増加しており、このため価格は概ね今期比30ドルアップのFOB650ドルが中心となっている。今期の商談の特徴は高炉の中では一部高炉が量から質に転換、TMCP鋼を積極的に売り込んだことである。今回はサンプル程度であるが、中国の新ドックが立ち上がり、新造船の建造が始まればTMCP鋼の使用が増加することが期待できるとしている。

これまでの造船材に比べTMCP鋼はエキストラが45ドルでベースも50〜100ドル高となる。従って、従来の造船用厚板がFOB650ドル程度であるが、TMCP鋼では同700ドル台、800ドルに近い価格水準となる。

中国では厚板の能力が今後さらに高まるのは必至だ。造船向けに供給可能なミルもさらに増えてくる。それだけに日本ミルとしてもこれからは単に中国造船業に量を求めるのではなく、中国ミルのできない高級材への品質転換を早く進める必要があり、TMCP鋼の今後の伸びが注目されるところだ。
last modified : Tue 19 Jun, 2007 [10:20]
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