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◇中国の5月半製品輸出、前年比43%増の96万トン
日本鉄鋼連盟が得た情報によれば、中国の5月における鋼塊・半製品輸出数量は前年同月比43%増の96万トンとなっている。前月比でも9.0万トンの増加となっている。1〜5月累計では前年同期比75.1%増の361万トンとなった。

中国ではエネルギー多消費製品でしかも付加価値が低い製品に対しては厳しく輸出制限を実施しており、鋼塊・半製品に対しては10%の輸出税が課せられ、6月からはさらに5%上乗せされ15%となっている。

輸出税が賦課されても一向に半製品輸出量は減少していない。スラブなどの輸出価格が高水準にあり、輸出税を十分に吸収できるからだ。現在、スラブ価格はブラジル産がFOB550ドル台で来期積み商談を開始しているといわれ、中国産スラブの情報は少ないものの同500ドル以上の水準にあるとみられる。スラブコストは300ドル台といわれており、従って輸出税が15%となってもまだ輸出することは可能である。また、4月に比べ9.0万トンと増加したのは輸出税が引き上げられる前の駆け込み輸出とみられる。一方、鋼塊・半製品の輸入は2.0万トン、1〜5月累計では前年同期比30%減の12万トンだった。

なお、5月の鋼材輸出数量は前年同月比76.8%増の617万トンで4月の716万トンに比べ100万トン近い減少であるが、史上2番目の輸出数量となっている。
last modified : Wed 20 Jun, 2007 [10:42]
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