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◇伯-米の来期積みスラブ、10ドル値下げ
関係筋が得た情報によれば、米国の薄板単圧ミル向け来期(7〜9月)積みスラブ商談がこのほど今期比10ドル値下げで決まった模様。価格はFOB515ドルとみられる。

米国の薄板市況は6月に入って軟化度を速めホットコイルなどが30ドル値下がりしている。トン530ドル台となり、大手向けはさらに10ドルほどダウンしているといわれる。自動車や家電、住宅関連需要が停滞しているうえに大手高炉が増産に入っていることが鋼材価格下落の要因といわれる。このため、単圧各社も鋼材の値下がりに伴って素材のスラブの値下げを迫ったものとみられる。

ブラジル側としてもアルセロール・ブラジルの旧CST第3高炉が6月に火入れが行われ10〜12月期には年間250万トンのフル生産体制を敷く計画といわれる。同高炉は熱延設備がまだ伴っていないために1〜2年間はグループを含めてスラブは外販が中心となる。各期60万トン強が輸出市場に出ることから当然スラブ需給は現在より緩み異常と見られている現在のスラブ価格も調整がなされる見通しにある。

このため、ブラジル側は無理に価格を維持することに拘らず10ドル値下げを実施したものとみられる。

10ドル程度の値下がりは単なるスラブ価格の高値調整にとどまり、ホットなどの製品価格に影響することはないとみられる。
last modified : Tue 26 Jun, 2007 [10:33]
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