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HOME >> Topics 一覧 >> June, 2007 >> 25 (Mon)
◇米BN向け10〜12月積みレール、30ドル上げで合意
米国のBN(バーリントン・ノーザン)鉄道との10〜12月積みレール商談がこのほど決着した。現行比30ドルアップとなった模様でこれで3期連続して値上げ決着したことになる。数量は4,000トンとみられる。

米国の鉄道企業はUPなどが年間(2007年9月〜08年7月)契約となっているが、BNの場合、在庫を長く持つことを嫌い各期契約に変わってきている。07年の場合、1〜3月期は据え置きであったが、4〜6月期が10ドル、7〜9月期が40ドル、そして10〜12月期が30ドル値上がりし、この結果、今年は合計80ドルの値上がりとなった。ただ、BNの契約は運賃のほか内陸輸送賃も込みで値決めしている。このため、今回のケースではほとんどが海上運賃の上昇分で消えてしまう格好でFOBベースでは据え置きに近いものとなっている。

来週からはいわゆるレールイヤー積み商談が本格化する。BN向けで各期毎に値上げを行っていることから年契対象のレール商談に対しても日本ミルは強気姿勢で臨むことになろう。特に今年の場合、すでにレールに対する年間のロール計画は埋まっており、無理に数量を獲りに行く必要はない。むしろ価格を重視することに力点を置くようだ。

米国の鉄道各社は中国からの西海岸着のコンテナを東に運ぶのにおおわらわでレールへのメンテナンスは欠かせないところ。万一のレール事故によって発生する機会損失を考えれば多少のレール値上がりは問題になるとは思われない。

米国向けのレール商談が本格化するわけだが、2005年の日本からの米国向けレール輸出量は12.4万トンだった。これが06年では17.0万トンと37.1%増だった。今年は鉄道による物流がさらに拡大しそれに伴ってレール需要も増大しているのからみれば20万トンに近い数量が期待されるところだ。
last modified : Thu 28 Jun, 2007 [10:53]
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