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◇極厚H形鋼輸出価格、FOB1600ドル台に
関係筋によれば、極厚H形鋼の輸出価格が9月積みでFOB1,600ドル台となっている。6月価格が同1,200ドル台だったことから3ヶ月で400ドルもの上昇となっている。

極厚H形鋼(フランジ厚30ミリ以上)の主な仕向け先は現在ドバイなど中東地域が主力で超高層ビルなどの建築物に使用されている。アジアではタイ、中国などに向けられ、昨年からは米国向けも始まり、最近ではサウジアラビア、インドなどからも引き合いが入ってきている。

超高層建築物は厚板がコラムに加工されて使用されている。厚板価格がFOB1,200ドル台となり、これに溶接加工するとほぼ1,600ドル相当となる。このため、極厚H形鋼もほぼ同水準となってきているものとみられる。

UAE向け極厚H形鋼の輸出量は2008年上期(1〜6月)では14,904トン。昨年同期が5,343トンだったことからみれば2.8倍ともなっている。04年上期が2,814トンからみれば5.3倍増に膨れている。価格は今年6月ではまだFOB1,160ドル前後(昨年同期は810ドル)だったが、ここにきて価格・量ともに上昇してきている。

米国向けは昨年から始まり、今年は本格化し上期では6,448トンとなっている。だが、下期では量が鈍化する見通しだ。商業向けが同国の経済停滞に合わせ低下しているのが背景にあるとされる。

極厚H形鋼価格がどこまで上昇するか注目されるところでこのまま推移するならばいずれFOB2,000ドルも近い。ただ、高くなり過ぎるとRC造などへの代替化が現れそうだ。また、極厚Hの難点は歩留まりが悪いことで生産量に限界があることだ。
last modified : Wed 06 Aug, 2008 [10:45]
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