原料・鉄鋼貿易版 Topics < 鉄鋼一般 > Home
HOME >> Topics 一覧 >> December, 2008 >> 26 (Fri)
◇来期の粗鋼需要、2110万トンと39年振りの低水準
経済産業省は25日、2008年度第4/四半期(09年1〜3月)の鋼材需要見通しを発表した。これによれば、来期の粗鋼需要は前年同期比31.6%減の2,110万トンと大幅な減少になる見通しである。前期比でも22.0%減と2桁の減少だ。この水準は1969年度第四/四半期(1,828万トン)に次ぐ低い水準で39年ぶりのものとなる。

経産省では内外需がいまだかって無いスピードで減少しており、今後さらに鋼材需要の急速な減少に繋がるのは確実で、2009年上半期は歴史的にみても極めて低い水準の鋼材需要と見通しせざるを得ないとし、経済実態の動きが「非常事態」とも言うべき状況であることを十分に踏まえ臨機応変かつ迅速な対応が必要だとしている。

普通鋼鋼材需要は1,807万トンで前年同期比20.2%減、前期比では8.9%減とともに減少の見通しである。うち国内需要は1,381万トンで前年同期比14.3%減、前期比では8.1%の減少となる。輸出も426万トンで前年同期比34.8%、前期比でも11.6%それぞれ減少するとみられる。

10月末の薄板3品在庫は447万トンとすでに高水準だ。来期の大幅な需要減を前提とするならば適性在庫水準は370万トン程度まで低下すると見込まれることから在庫縮小は緊急の課題だと同省では指摘している。来期では粗鋼生産の適切な調整を行い薄板3品在庫をまずは400万トン程度まで引下げ、4〜6月期も同様の対応を継続し370万トンを実現することが必要としている。
last modified : Wed 07 Jan, 2009 [10:37]
Copyright (C) 2004 The TEX Report Ltd. All Rights Reserved.