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◇今期粗鋼需要見通し、前期比0.8%増の1783万トン
経済産業省は27日、2009年度第1/四半期(4〜6月)の鋼材需要見通しを発表した。これによれば、今期の粗鋼需要量は1,783万トンで前期比0.8%増と僅かながらも増加に転じた。前期が底となり、今期は若干ながらも回復に向かう方向を示している。経産省は「7〜9月期では公共土木の実施時期に入ること、景気対策がでてくることなどから目に見える回復となるのではないか」とみている。また、減産効果が現れていることから「今後も需要動向を慎重に見極める必要がある」としている。

今期の鋼材需要は1,858万トンで前期比0.2%増(前年同期比では31.4%減)でうち普通鋼鋼材需要は1,576万トンで前期比0.8%減。特殊鋼需要は自動車向けが回復し282万トンとなり前期比6.0%増(同50.0%減)となっている。

普通鋼の国内需要は1,205万トンで前期比2.8%減(同23.0%減)。公共土木が発注の端境期となるために建設向けが同7.7%減(同10.7%減)であるが、自動車向けが同10.2%増と回復、電機機械も同0.5%増(同18.9同%減)、容器も同2.9%増(同23.0%減)、その他も1.9%増(同30.6%減)と上向いてくる見通しだ。この結果、前期に比べ35万トン減に止まっている。在庫が3月末のメーカー問屋在庫が548.1万トンと減少していることから6月末では在庫調整が進み528.1万トンになることが見込まれる。ただ、経産省では「産業機械の低迷から厚板の需給が緩み在庫水準が高まりつつある」として実需を見極めた慎重な生産が不可欠としている。輸出は一部では現地ユーザー企業の在庫調整が進展したことから極めて低位であった前期に比べ22万トン、6.3%増加し371万トンの見通しである。
last modified : Thu 02 Apr, 2009 [10:41]
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