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◇カナダのNML、タタ・スチールとDSOプロジェクト推進でJV協定
=タタスチールの欧州製造拠点向け原料
カナダのニューミレニアム・キャピタル社(以下NML)は6日、インドのタタ・スチール100%子会社であるタタ・スチール・グローバル・ミネラルズ・ホールディングス社(シンガポール)とDSOプロジェクトを開発推進することでJV協定(JVA)を締結したと発表した。JVAの条件に従ってNML社の事業化調査完了後、タタ・スチールはJV投資し、両社はJVを設立する。インド、タタ・スチールのジャムシェドプール製鉄所で調印式が行われ、NMLのローバート・マーティン社長兼CEOと、タタ・スチールのH.L.ネルルカール社長が契約書に調印した。

ロバート・マーティン氏は「JVAによってDSOプロジェクトの生産開始は一段と確実なものとなった。最終承認を取得すればDSOプロジェクトの推進を加速しよう」などと述べ、さらに「ニュー・ミレニアム・プロジェクトは、英国、欧州にあるタタ・スチール社の子会社(コーラス)向けにキャプティブ・マインから原材料を供給し、自給率を高めるという同社の戦略に貢献するものだ」などとしている。

JVAをベースにタタ・スチールはJV会社に80%出資する。資金は借入金と自己資本を併せて最大3億ドルまで調達する。タタ・スチールは事業化調査費の80%を負担する。タタ・スチールはベンチマーク価格で成品100%を買い取る。

DSOプロジェクトの生産開始は2011年第2四半期の予定。で、それまでに鉄道・ターミナルの整備のほか、先住民との合意を含めた案件を進めることが条件だ。

タタ・スチールはNML社に19.9%出資する最大株主であり、戦略的パートナーでもある。NMLはカナダ北東部で「ラブマグ」、「ケマグ」、「DSO」の3プロジェクトを推進しており、タタ・スチールがプロジェクト投資や生産、引き取りなどの面で関与できる独占権を保有している。

NMLはニューファンドランド・ラブラドル州とケベック州にまたがる一帯にマグネタイト鉱が賦存する世界最大の未開発鉱床ミレニアム・アイアン・レンジを管理し、同地域でDSOプロジェクトを推進している。
last modified : Fri 13 Nov, 2009 [10:17]
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