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◇LKAB、尾鉱から燐灰石・希土類の予備調査実施
=キルナ、マルムベリエトの尾鉱貯鉱場から抽出する計画
スウェーデン国営LKAB社は12日、キルナ、マルムベリエトの同社操業地にある尾鉱置き場に多量の燐灰石、希土類(レアアース)が含まれるとして、これらを回収して成品化する投資を検討すると発表した。燐灰石とレアアース・メタルの価格上昇や需要増が背景にある。

これまで尾鉱置き場で行なわれた試錘調査では15の異なるレアアース元素の存在が確かめられたとしており、ルーレオ工科大学ではさまざまな方法でレアアース回収の調査を依頼した。今年の夏にも技術的成果が出され、LKABは2012年にかけて価値評価を継続する考えだ。その後、プロジェクトの計画作成、コスト分析、意思決定過程、環境認可申請に着手する。生産開始は早くとも2015年以降になるとしている。

同社はキルナの廃鉱置き場には14年間にわたって燐灰石の精鉱を年間40万トン生産できる尾鉱があるとし、これは欧州における化学肥料生産に大いに貢献するものとみている。

レアアースは原子番号21のスカンジウム、39のイットリウム、57のランタンから71のルテチウムまでの17元素で、電気部品、原動機、ガラス、自動車、製鋼用副原料として製造業には欠かせない戦略的に重要なもので一括して希土類と呼ばれている。産地は偏在し、中国は世界生産の97%を数え、世界的に不足の恐れにさらされている。
last modified : Wed 19 Jan, 2011 [10:20]
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