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◇今期需要見通し、粗鋼は前期比1.5%増の2692万トン
経済産業省は30日、2011年度第2四半期(7月〜9月)期の鋼材需要見通しをまとめ発表した。これによれば、今期の粗鋼生産見通しは2,692万トンで前期比1.5%増の微増、前年同期比では1.6%減となっている。鋼材総需要量は2,352万トンで前期実績見込み比7.1%増と高い伸びをみせる見通しとなっている。ただ、鋼材在庫が危険水域に入っているために経産省は需要が回復する中で生産を抑え在庫調整を最優先にする必要があるとしている。

今期の鋼材需要は普通鋼が1,878万トンで前期比6.0%増、前年同期比では1.3%減。特殊鋼は474万トンで前期比11.8%増、前年同期比9.1%減である。製造業部門でサプライチェーンの立て直しによって自動車生産が大幅に回復することが主因で特に特殊鋼ではその効果が大きい。

普通鋼の国内需要は1,178万トンで前期比6.9%増、前年同期比3.5%減の見通し。自動車のほか建設部門で学校耐震化工事などの非住宅建築における増加などが寄与している。

普通鋼の輸出は輸出環境に大きな変化がないものの、被災企業の設備復旧による輸出再開などで700万トンを見込み、前期比4.5%増、前年同期比2.7%増の見通し。

同日開かれた鉄鋼産業懇談会後、内田耕造会長(新日本製鉄副社長)は「薄板3品の5月末在庫水準が09年3月以来の420万トンとなった。在庫増は自動車が落ちたのが大きい。局面が変わってくると思うが、慎重な生産に徹する必要がある」と語った。
last modified : Wed 06 Jul, 2011 [11:15]
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