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◇住友金属工業、1Qは最終黒字を計上
=早い復旧で5月末以降、操業は巡航速度に回復
住友金属工業は2011年度第1四半期決算を発表した。4-6月期は操業度損123億円、ブラジル鉄鉱山会社ナミザ社売却に伴う為替差損19億円の特別損失となったが、純利益32億円を計上し、「なんとか黒字を計上できた」(本部文雄・副社長)と述べた。中間配当は1.00円を計画している。

また、3月11日の東日本大震災で主力の鹿島製鉄所が被災したが、操業状態は、「思ったより回復が速い」(同)と説明した。鹿島製鉄所は4月25日に全ミル稼働し、5月末には巡航速度に復旧した。鹿島製鉄所の被害復旧に伴う資金1000億円に対するリカバリー・プランを策定し、早期にコスト削減、投資の見直しで全社を挙げての早期資金回収を図る考え。

事業環境について本部副社長は、「3月11日の大震災の影響で国内の鋼材需要は大きく減少した。海外は堅調を維持した」と述べた。今後の懸念材料として、「当初、鉄鉱石、石炭の原料動向について価格は少し下降するとみていたが、今はむしろ高止まりを想定している。また、中国の鉄鋼供給能力増による市況に与える影響や電力不足などの不透明要因がある」などとみている。

一方、1ドル80円を突破した円高ドル安について「憂慮すべき事態。直接の損益はないが、日本の輸出産業の多くの部分がやられている。国民的な意味で今のままでは大変なハンディキャップを負うこととなる」(同)などと話した。
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last modified : Wed 03 Aug, 2011 [10:37]
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