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◇韓国向けホット商談、10月積みで仕切り直し
韓国向け9月積みホットコイル商談は価格が折り合わず流れ10月積みとして改めて仕切り直しする見通しである。10月積み商談を何時開始するかは韓国内でPOSCOと現代製鉄が乱れた価格体系をどう立て直すかを眺めながら決断し、FOB800ドル台後半を視野に入れて交渉することになろう。

アジアでは中国の安価なホットが東南アジアや韓国、台湾に流れる一方で韓国内でも中国材と対抗するために値下げすると同時にPOSCOと現代製鉄が国内シエア獲得のため競争が激化、国内で消化できない分を輸出に回したことから二重の圧力で価格が崩落状態になっている。韓国内でも様々なホット価格が通用しているといわれ、指標とする価格が不透明な状態である。

韓国内ではミル側がデスカウント幅を5万ウオン(47ドル)圧縮し、実質的な値上げをするという動きがでてきている。しかし、その反面デスカウント幅を拡大させ売上げ数量を増大さようとするミルもあるという。

こうしたなかではどの程度ならば日韓双方が合意できるか見当がつかない環境となってしまっている。この結果、9月積みは時間的にも商談を継続するのは困難となり、大半の商談を打ち切ることになった。

韓国内では日本産ホットをAD提訴する動きがまだあるようだ。そうなると、韓国ミルのホット価格を上回る水準でなければ安心できないことになる。日本ミルは10月積みでは安全圏と想定されるFOB800ドル後半の水準で商談することになろう。

問題は交渉開始の時期でPOSCOと現代製鉄が韓国内および輸出向けのホット秩序回復に努力しその結果を出せるかにかかっている。
last modified : Wed 14 Sep, 2011 [10:33]
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