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◇アジア向け11月積みEG,前期比50ドルアップで商談入り
関係筋によれば、高炉各社は今週から中国を中心としたアジア向け非日系家電向け11月積み電気亜鉛メッキ鋼板(EG)商談を開始している。オファー価格は大勢として前期比50ドルアップの模様。10月積みでは30〜50ドルアップを提示、結果的には30ドルアップの受け入れとなっている。11月積みではさらに20ドル上積みし50ドルアップを提示しているもの。

中国の宝山鋼鉄が今週、国内向け10月積み鋼材価格を打ち出したが、そのなかでEGに関してはCQ級、DQ級品を50元(8ドル)アップとしその他はさらに150元(23ドル)上乗せし200元上げとしている。

中国ミルの9月積み鋼材価格では宝山鋼鉄が60元(9ドル)値上げしたが、一方で据え置いたミルもあることから各顧客はある程度値上げを受け入れたものの、半信半疑の状態が続いていた。今回、宝山が10月積みで再び小幅ながらもEGを値上げしたことが顧客側に安心感をもたらすものとみられ、今後、打ち出す大手ミル各社が追随値上げするならば、EGの値上がり傾向が定着することが予想されるところだ。

日本ミル各社は高炉原料が今期の横這いと高値水準を続けるとともに円高という悪要因のなかでの輸出商談では量を追わず採算を重視して交渉している。EGも同様で10月積みと同様に量を絞り価格重視で商談を進める方針である。

日本ミル以外では韓国ミルが商談に入っているようだ。オファーはPOSCOがC&F880〜890ドル水準でほぼ10月積みの横這いの提示の模様。日本と同様に原料高に苦しんでいるはずだが、ウオン安を背景に量の確保に重点を置く姿勢がみられるいう。同国では国内外で高炉間の競争が熾烈であり、その上に単圧も加わっているだけに一層競争が激化しているようだ。台湾のCSCも商談を開始したとみられるが、日本ミルと競合するケースが少なくオファー水準は不明。
last modified : Wed 21 Sep, 2011 [10:34]
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