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HOME >> Topics 一覧 >> January, 2012 >> 06 (Fri)
◇インドが鉄鉱石輸出税を30%に引き上げ
=鉄鋼産業育成策の一環、マイニング企業の経営を圧迫
世界有数の鉄鉱石輸出国、インドの鉄鉱石輸出税がまた、引上げられた。インド政府は先月30日、同日付けで鉄鉱石に課税する輸出税率を20%から30%に引上げると発表した。輸出税引き上げの狙いは政府が推進する鉄鋼産業育成を背景に鉄鉱石の輸出に一段とブレーキをかけ、このところ長引いている鉄鉱石不足の解消を図ることだ。

しかし、相次ぐ鉄鉱石輸出税の引き上げはマイニング企業の経営悪化に拍車をかける恐れが一段と強くなっている。前回の税率引き上げは2011年3月1日付けで、塊鉱、粉鉱の税率を一律20%としたばかり。また、現在もインドの複数州で鉄鉱石の輸出禁止策を講じており、マイニング企業の経営はダブル・パンチに見舞われた。

インドの鉄鉱石生産量は2011年3月通期で2億811万トン(前年度比4.8%減)、輸出は9770万トン(同16.8%減)で、いずれも減少傾向にある。環境保護や、これに関連した違法採掘の取り締まり強化なども加わって、多くの関係者はインドの鉄鉱石輸出は将来的に成り立たなくなるのではないかとみている。
last modified : Thu 12 Jan, 2012 [10:59]
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