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◇印度産SiMn輸入価格反発で国内市況も影響
=印度で輸出最低価格に取り組む動き
印度産の輸入シリコマンガン価格は2012年1月に入って底値を脱したが、これを契機に日本国内の電炉ミル向けシリコマンガンの円建て契約価格にも動意がみられ出した。電炉ミル向け円建て2月積み契約価格が当面焦点となるが、1月積みで契約した工場持ち込みトン当たり89,000円以下と9万円割れの契約価格が見直しの対象となろう。

一部の電炉ミルでは1月の安値契約に続いて2月積みを同85,000円で購買するべく買いビッドを出している。しかし、流通業者がこの価格水準で契約に応じるケ−スは不透明。最終的には見送りとするケ−スがかなり出そうだ。この背景には1月に入って印度産シリコマンガン輸入価格の底入れ反転がある。

商社によると印度の大手マンガン系合金鉄生産者は漸く、輸出最低価格の設定に積極的に動き出している。この輸出最低価格の動きが1月以降の印度産シリコマンガンのオファ−価格に表面化している。

中国産のシリコマンガンが割高輸出関税のため競争力を失った現在、シリコマンガンの有力輸出国は印度に集約されている。しかし、2011年秋以降、乱売になったのはルピ−安もあるが、印度における伝統的な輸出市場である欧州がユ−ロ安で市場確保に壁が生じている。このことがこれまでの印度の販売姿勢を弱気にしていた。

足下のオファ−価格はCIFトン当たり1,100−1,120ドルで12月に散見された底値的価格(CIFトン当たり950−980ドル)に比べると150ドル前後値上がりしている。

なお、電炉ミル向け3カ月単位のクオ−タ−契約は1−3月期積みは工場持ち込みトン当たり9.2−9.5万円で契約されたケ−スが多い。
( 斉藤 )
last modified : Fri 27 Jan, 2012 [10:28]
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