原料・鉄鋼貿易版 Topics < 合金鉄 > Home
HOME >> Topics 一覧 >> January, 2012 >> 30 (Mon)
◇中国、2011年のMn鉱石輸入1,298万トンと過去最高更新
=前年比12%増、12月は91.9万トンで前月比27%減
中国の海関統計によると2011年(通年)ならびに12月のマンガン鉱石輸入量は別表の通りである。

これによると2011年の総輸入量(マテリアル量)は12,984,056トンで、前年(11,597,532トン)に比べ12.0%の増加となった。(1)月毎の上下動には大きな幅もあったが、(2)単月70万トンを下回ることが無く、(3)同130万トンを上回る月が2回もあった――ことで総輸入量は押し上げられた形になっている。

積み地別で見ると、ブラジル積み(前年比36.8%減)の減少もあったが、豪州(同38.3%増)、南アフリカ(同11.0%増)、ガボン(同11.5%増)、マレーシア(同2.7%増)が増勢となった。

中国国内では輸入マンガン鉱石の港頭在庫量が2月の342万トンから年末の343万トンまで高水準な状態を維持し、一時は382万トン(5月23日)まで拡大した記録もある。年初と年末に差が少ないことは、鉱石の輸入増加に対して消費も大きかった裏付けとなるが、マンガン系合金鉄の増産は供給過剰の状態を生み、下期(7-12月)には市況の続落原因ともなった。

なお、12月の総輸入量(マテリアル量)は918,453トンと前月比26.6%の大幅な減少であり、一時的な回復を見せた前月から再び落ち込んでいる。主要積み地で共に30%近くを占める南アフリカと豪州積みの減退影響が大きい。

12月の平均輸入単価はトン当たり181,93米ドルと前月比で9.6%の値下がりになった。BHP-B社の中国向け販売価格は7月から12月まで横ばいで、2012年1月積みから値下げとなっている。

なお、中国は自国内で採掘したマンガン鉱石の輸出を拡大しており、2011年(通年)は109,159トンと前年比39.6%の大幅な増加となった。インド向け(81,047トン)の出荷が大勢を占め、次いでベトナム(15,927トン)、イラン(10,682トン)となっている。
data image
data image
( T.斉藤 )
last modified : Thu 02 Feb, 2012 [11:22]
Copyright (C) 2004 The TEX Report Ltd. All Rights Reserved.