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◇1月末ときわ会H形鋼在庫は17.54万トンに小幅増
=在庫率は2.10に上昇
新日本製鉄は14日、関係特約店・商社で構成するときわ会調べによるH形鋼流通在庫をまとめ、1月末の全国H形鋼在庫量は前月に比べ1,900トン(1.1%)増の175,400トンになったと発表した。増加は2ヶ月連続で、在庫率は2.10に上昇した。同社では「市中には部分的な歯抜けはあるが、在庫全体でのひっ迫感はなく、在庫は過剰な状態にあるとみている」(建材営業部建築建材グループ)との認識を示した。

主要3地区の1月末在庫量は、東京=39,200トン(前月比2.6%増)、大阪=43,700トン(同2.0%減)、名古屋=23,000トン(同0.9%増)。この結果、3地区の合計数量は105,900トンとなり、同300トン(0.3%)小幅に増加。在庫率は2.07に上がり、節目の2.0ヶ月を上回った。

1月の入庫は年末年始や一部メーカーの大幅休止で前月比7,400トン減の85,400トンに落ち込んだものの、出庫が83,500トンと同8,300トン大きく減少。年始の低稼働や季節要因を背景に日当たりでは4,600トンと同500トン減少し、在庫率の上昇につながった。

需要については「関東案件を中心に出件は増勢基調にあるが、ベース需要の一般小口案件はここ2年と同様、不需要期に入りつつあり、足元は大幅に増えているわけではない」との見方を示した。「出庫に季節性の鈍化、物件の端境期が見えつつあり、需給バランスの改善はここにきて足踏み状態が続いている」とも話し、「過去2年、連続して4〜6月期に在庫が大幅に増加し需給バランスが崩れた経緯を強く再認識すべきであり、危険な兆候が出始めていると見るべき」(同)だと指摘した。

販売価格に関しては「現状、H形鋼に関わるメーカー、流通在庫店は大半が赤字に陥っており、事業再生産可能なレベルを大幅に割り込んでいると思われる」としたうえで、同社では「今月も最低限必要な供給対応とし、再生産可能な価格レベルのみの引き受けに徹する」考えを改めて強調した。
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last modified : Mon 20 Feb, 2012 [10:28]
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