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HOME >> Topics 一覧 >> August, 2014 >> 13 (Wed)
◇10月積みアジア向けGI原版、20ドル値上げへ
日本の高炉各社はこのほど、10月積みアジアおよび中南米向けGI原板商談を始めた。本格化するのは今月下旬とみられる。日本ミルの全てがオファーしたかは微妙であるが、大方、9月比20ドル程度の値上げを提示している。

9月積み商談は不需要期の最後の月だったために流石に価格を横ばいとするのは困難だったようで10ドル前後の値下がりを見せていた。

これに対して10月積みは需要期を迎える商談である。まだ需要は現れていないが、今月後半には顧客の引き合いが多くなるものと関係筋では観測している。今期では中国をはじめ東南アジア各国の需要家は不需要期であることと資金不足による在庫圧縮を例年より強めに実行したとされ、このため在庫が薄い。すでに一部では歯抜けサイズがあるといわれるほどである。

中国からのGI原板を含め一般冷延輸出価格は安価である。アジア向けでCFR580ドルと600ドルを下回っている。これには日本ミル各社は対抗できるはずもなく見守るだけだ。従来、韓国のPOSCOは対抗した。しかし、今年5月以降、新経営陣の販売方針が浸透したためか安値販売が見られなくなり、中国材と競争する姿勢もなく市場を乱す動きがほとんどなくなった。利益を重視した販売とみられ、日本ミル各社の関心を集めている。

日本ミル各社は今期のGI原板不需要期ということもあって相当の輸出数量を絞ってきた。このために下げ幅も最小限に食い止めることに成功したが、来期は需要期のために数量的には今期に比べ増えるであろう。
last modified : Wed 20 Aug, 2014 [10:32]
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