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◇アジアの汎用厚板価格、CFR550ドル台の横ばい維持
関係筋によれば、東南アジアを中心としたアジア地域の厚板価格はCFR550ドル台を維持している模様。日本を含めて各国の厚板ミルからすると、これ以上の下げ余地のない水準となっているために値下がりすることはないとみている。

ただ、売り手が現れれば買い手はマーケット以下のビッドを提示するために、成約しようとすると10ドル前後の値下がり情報が流れることになる。多くのミルは値下がりを渋っており、商談の成立が難しい状態である。

高炉原料である鉄鉱石が値下がりしている。そのなかで汎用厚板価格が現状維持できれば、原料の値下がり分をミルは享受できることになる。ミル各社としても無理な値上げをしないで現状を維持する姿勢である。

厚板価格が低位ながら横ばいを維持できるのはスラブ価格が高い水準を維持していることもある。一方ではウクライナのスラブ輸出がストップしたことから若干の値上がり情報もあるが、他方ではブラジルからCFR510ドル前後と僅かながら値下げの提示がなされているとの情報も流れている。どちらにしても10ドル前後の誤差であり、原料が値下がりしているなかでスラブ価格はホットコイル並みの高値圏にあるといえる。

インドネシアのクラカタウPOSCOのスラブ生産が軌道に乗ってる様子だ。ただ、輸出向けはまだ本格化には遠いとされる。国内向けでの厚板は570〜580ドルに近い価格と言われている。決して安い水準ではない。値を崩してまでして輸出向けに振り向けることは当分なさそうである。このため、同国の厚板は市況を乱す要因にはならない様子である。
last modified : Wed 27 Aug, 2014 [09:54]
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