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◇来期積みローモ商談、10〜20ドルアップで値戻し狙う
来期(10〜12月)積みアジア向けローモおよびブリキ商談が本格化した。日本ミル各社はローモとブリキ共に今期比10〜20ドルの値上げを提示した模様である。

今期のタイ向けローモ商談は結局、10ドル強の値下げとなった。今年1〜6月積みの国内ブリキメーカーと製缶組合との交渉は1,300バーツ(43ドル)の値上げで決まっている。このため、日本ミル各社は同国のブリキ各社に対してもローモの値上げを要求してきた。

しかし、同国のブリキ各社は組合とは値上げで決まったものの個別の製缶メーカーとの値上げ交渉は不調に終わった。組合内部で値上げが浸透するのは来期になるとみられる。逆に今期積みではバーツ安で素材(ローモ)コストが上昇していること、タイには中国のブリキが流入しており、それと対抗するには日本のローモの値下げが必要だと迫られ、結果としては値下げ決着している。

来期のローモ商談は今期の値下げ分を取り戻すことにある。今週中には台湾のCSCが国内向け10〜11月積み鋼材価格を打ち出す見通しだ。現段階では、日本ミル各社は冷延(ローモ含む)価格を据え置くと観測している。中国の宝山鋼鉄も一両日中にも10月積み国内向けブリキ価格を各需要家に据え置き通知する、と日本ミル各社は観測している。これからみると、来月中旬に打ち出す10月積み国内向け冷延も横ばいとなることが予想されるところだ。来期ではローモの下げ要素がないだけに確実に値戻したいと日本ミルは決意を固めている。

ブリキ商談も本格化してきている。日本ミルは値上げだが、需要家側は逆に値下げを要請している。ブリキの不需要期に当たること、中国のブリキが進出してきているのがその理由である。だが、要請自体はそれほど強いものではないだけに悪くとも据え置きが可能と日本ミル各社は判断している。
last modified : Fri 29 Aug, 2014 [10:58]
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