原料・鉄鋼貿易版 Topics < 合金鉄 > Home
HOME >> Topics 一覧 >> May, 2017 >> 19 (Fri)
◇中国国内の金属マンガン価格続落
=先安感浮上で、一部の生産者が売り抜けにシフト
5月18日現在、中国国内市場の電解金属マンガンは中心価格がトン当たり12,700-12,850元と、前月末に比べ200-250元下落した。5月9-11日の13,250-13,400元をピークに反落し、未だ小幅な下落を続けている。なお、輸出向けFOBはトン当たり1,940-1,950米ドルで、前月末に比べ30ドル下落した。

環境保護部が4月24日から湖南省と貴州省を含めた7省市で査察を実施しているために、市場では5月中の供給タイトが予想され、4月末から5月上旬にかけて金属マンガンの価格は上伸した。しかし、需要自体が弱いことに加え、大手生産者2社の増産によって貴州省や湖南省の減産分が相殺されたことで供給不安が解消された。さらに、6月からは湖南省や貴州省の生産回復が見込まれるため、市場に先安感が浮上しており、早期の売り抜けを考えた一部の生産者が積極的にオファー価格を引き下げている。

一方、需要家やトレーダーは先安感から購入意欲が弱い。市場の成約件数が少ないことで今後は生産者がオファー価格の引き下げを加速する可能性もある。
( T.斉藤 )
last modified : Thu 25 May, 2017 [09:39]
Copyright (C) 2004 The TEX Report Ltd. All Rights Reserved.