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HOME >> Topics 一覧 >> June, 2019 >> 03 (Mon)
◇アントコヤ鉱山操業の電源を再生可能エネルギーに転換
=丸紅、アントファガスタ共同出資の銅鉱山
丸紅は31日、英国アントファガスタ社(Antofagasta plc)と共同出資するチリのミネラ・アントコヤ社が23日にエンジー・エネルギア・チレ(ENGIE Energia Chile S.A.)社と電力購入契約を締結し、2022年以降のアントコヤ銅鉱山の操業にかかる電源を石炭火力から再生可能エネルギーに100%転換することを決定したと発表した。

アントコヤ銅鉱山は、世界有数の銅生産会社であるアントファガスタ社と共同運営する銅鉱山で、権益保有構成はアントファガスタ社70%、丸紅は30%(2012年に権益取得)となっている。

チリ北部第2州アントファガスタ市の北東約180kmに位置し、銅の浸出液から有機溶媒を用いて銅イオンのみを抽出したのちに、電気分解を行い純度99.99%の銅地金を生産するSXEW法で銅地金を生産している。2015年に生産を開始し、約20年間にわたって年間約8万トンの銅地金を生産する予定だ。

エンジー・エネルギア・チレ社はフランスの大手電力・ガス事業者であるエンジー社の子会社。

同社とは2014年に石炭火力を発電源とする電力購入契約を締結したが、今回の契約締結によって2022年以降、年間約300GWhの再生可能エネルギーの発電源に転換することで、CO2排出量を年間約13.4万トン削減する。チリでは再生可能エネルギー100%で操業する二番目の鉱山となる。

丸紅は、優良銅権益を確保することにより、今後銅需要の増加が見込まれる電気自動車(EV)への対応やIoT社会の発展に寄与し、日本への銅の安定供給に貢献することを目指している。今後も長期的な視点から、環境負担低減に積極的に取り組み、更なる銅事業基盤の強化に継続的に取り組んでいく考え。
last modified : Fri 07 Jun, 2019 [10:58]
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