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HOME >> Topics 一覧 >> October, 2019 >> 03 (Thu)
◇伊藤忠、セルビアで廃棄物処理発電事業
=日仏EU3社で建設・運営、汚染水浄化施設運営
伊藤忠商事は2日、同社と、水・環境インフラ大手の仏スエズ社、EU政府主導のインフラファンドであるマルガリータファンドの3社が出資する事業会社BEO・CISTA・ENERGIJA社(以下BCE)が同日、総額約3億ユーロ相当のプロジェクトファイナンスベースの融資契約を、国際金融公社、欧州復興開発銀行、オーストリア開発銀行(Oesterreichische Entwicklungsbank)と締結したと発表した。

プロジェクトファイナンスは、廃棄物を焼却処理した際の余熱や埋立場の廃棄物より発生するメタンガスを活用した発電・発熱施設を建設し、建設廃材処理施設、廃棄物から出る汚染水の浄化処理施設の建設に充当するもので、さらに25年間にわたって運営する。

建設場所はベオグラードの中心から約15km離れたヴィンチャに、(1)廃棄物物処理発電施設(処理量年間34万トン)付帯設備の新設・運営、(2)建設廃材処理施設(同20万トン)の新設・運営、(3)既存ヴィンチャの最終処分場の閉鎖処理・管理、(4)新規最終処分場(700万m3)と付帯設備の新設・運営―――を、それぞれ建設する。

BCEは既に建設開始に必要な許認可を取得しており、これより建設工事を開始し、2022年の完全操業を目指す。

事業はセルビア最大の環境社会問題の一つとなっているドナウ川沿いに位置するヴィンチャ廃棄物廃棄物最終処分場を閉鎖し、適切な管理を行う事でその問題を解決に導くもの。

事業によって化石燃料に頼る事なく、約3万軒の国内家庭電力消費量に相当する電力供給や、冬場のピーク時にはベオグラード市の熱需要の8割を供給する事が可能となる。契約先はPPP契約(ベオグラード市)、売電契約(セルビア国営電力公社)、売熱契約(ベオグラード市営公益事業公社)。

また、埋め立てられる廃棄物を削減する事により、廃棄物から発生する温室効果ガスの削減にも寄与する。これは25年間でCO2約300万トンになる。

事業はセルビアの環境・廃棄物管理政策のEU基準適合への道筋の核をなすものであり、現在EU加盟交渉中のセルビアにとって最重要事業の一つと位置づけられている。
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last modified : Wed 09 Oct, 2019 [10:39]
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