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◇太陽光パネルのリサイクルに関し戦略的業務提携
=丸紅グループと鳥取再資源化研究所が業務提携で合意
丸紅(柿木真澄社長)と、丸紅の100%子会社である丸紅テツゲン(大角啓社長)、丸紅メタル(後藤昌巳社長)の丸紅グループと、株式会社鳥取再資源化研究所(竹内義章代表取締役、以下、「鳥取再資源化研究所」)は、鳥取再資源化研究所が特許を保有するガラス発泡技術を活用し、太陽光パネル強化ガラスのリサイクルを共同で事業化することを目指し、同日、戦略的業務提携書に署名したと発表した。

パリ協定が定める1.5℃目標に向けて、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロ(ネットゼロ)とする目標を各国政府が表明する中で、今後ますます再生可能エネルギーへのシフトが進み、太陽光発電の大幅な増加が見込まれている。

一方で、太陽光パネルの廃棄量は、10年後には現在の10倍、20年後には200倍に増えるとも試算されている。太陽光パネルは解体され部品毎にリサイクルされるが、パネル重量の7割超を占める強化ガラスはリサイクルが困難なため、現在は埋立廃棄されており、将来は環境面でも大きな社会問題となることが指摘されている。

丸紅グループと鳥取再資源化研究所は、太陽光パネルの回収及び強化ガラスの原料化を行い、鳥取再資源化研究所の特許技術を利用してガラス発泡材を製造する。鳥取再資源化研究所のガラス発泡技術は、ガラスに含まれる重金属などの有害物質の無害化・固定化を可能にするものだ。製造されたガラス発泡材は、土壌の水分保持能力を高める土壌改良材としての利用や、また、水中で水質改善を促す微生物の棲家となる水質浄化材として利用される。

丸紅グループ及び鳥取再資源化研究所は、リサイクルが困難といわれる強化ガラスを地球環境に優しい製品へと変えることで、廃棄物の削減を環境改善へ繋げ、持続可能な社会の実現に向けて、環境課題への多角的なソリューション提供を目指すとしている。
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last modified : Fri 01 Nov, 2019 [11:12]
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