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◇NEDO、CCS大規模実証試験で累計30万トン圧入
=今後は微小振動、海洋環境調査、CO2挙動を調査
新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)は、北海道苫小牧市で二酸化炭素(CO2)の分離・回収、貯留(CCS)実証試験で、目標値であるCO2の累計圧入量30万トンを11月22日に達成したと明らかにした。CO2圧入量の目標値達成にともない、CO2の圧入を11月22日に停止した。今後は、貯留地点周辺地域での微小振動観測や海洋環境調査、圧入したCO2の挙動(移動、広がり)などのモニタリングを引き続き実施していく。

地球温暖化対策となるCO2排出削減方法の一つとして、発電所や産業設備から排出される排ガス中からCO2を分離・回収し、地下深くの貯留層へ圧入するCCS技術が注目されている。

そこで経済産業省は、2012年度から「平成24年度二酸化炭素削減技術実証試験事業(国庫債務負担行為に係るもの)」を北海道苫小牧市でのCCS実証試験に着手した。

この事業では、2012年度から2015年度の4年間は、陸上設備としてCO2を分離・回収するための設備建設と、圧入井の掘削を実施した。

その後、2016年4月から、苫小牧港の港湾区域内の海底下約1,000mの地層、および約2,400mの地層に、年間10万トン規模でCO2を圧入する実証試験を実施した。

2018年度からは、経済産業省からNEDOへ事業移管し、「CCS研究開発・実証関連事業/苫小牧におけるCCS大規模実証試験」として、CCS実証試験を推進してきた。

今回、圧入開始から約3年8ヵ月が経過した2019年11月22日にCO2累計圧入量の目標値である30万トンを達成した。
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last modified : Wed 04 Dec, 2019 [12:32]
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