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◇関東電炉の10月粗鋼生産見通しは35万トン規模
=前年同月比10%減
関東域内電炉メーカーの10月の粗鋼生産量は前年同月比マイナスが続く見通しだ。前月との比較でもマイナスとなるが、減少は小幅で、9月と概ね同水準となりそうだ。これに伴い今月の鉄スクラップ購入量は前年同月を下回る半面、前月との比較では小幅なプラスが見込まれる。

関東地区に生産拠点を置く電炉メーカー15社16事業所の10月の粗鋼生産は商社まとめで合計35.2万トン程度と見込まれ、39.1万トン規模だった前年同月を4.0万トン(10.1%)下回る。一方、9月の粗鋼生産は35.5万トン程度で着地したものと推計され、それとの比較では0.4万トン(1.0%)微減と前月並みとなる。

域内電炉16事業所のうち、10月の粗鋼生産量を前月と比べプラスと計画しているのは4事業所で、合同製鉄船橋製造所や関東スチールで増加が見込まれる。一方、同マイナスの生産を予定しているのは6事業所で、向山工場や東京鉄鋼で減少する見通し。残りの6事業所は同横ばいの生産を計画しており、全体では前月からの変動は小幅にとどまる。

それらを反映し、域内16事業所の10月鉄スクラップ購入計画量は商社推計で合計35.8万トン程度となり、39.4万トン規模だったとみられる前年同月を3.6万トン(9.2%)下回る。半面、前月の推計購入量35.0万トンとの比較では0.8万トン(2.2%)小幅に増加しそうで、今月の関東域内鉄スクラップ需要は前年同月を引き続き1割規模下回るものの、前月比ではやや上向きそうだ。

また、商社調べによると、今週初め(9月28日時点)の16事業所の鉄スクラップ在庫は合計11.9万トン規模にとどまっており、前月末(8月31日時点)と比べ1.4万トン(10.6%)減少している。
last modified : Tue 20 Oct, 2020 [10:21]
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