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◇関東相場、H2炉前27,000-27,500円中心
=前週比小幅安、ジリ安が継続
関東地区鉄スクラップ相場はジリ安推移している。9月19日からの4連休以降、個別対応で高値を出していた向きを中心に域内電炉メーカーの値下げが散発的に出ており、中心値は小幅に切り下がってきている。ただ実勢の中心価格帯に大幅な変動はみられていないほか、域内需給に緩和感は乏しく、下落は加速していない。きょう9日に実施される関東鉄源協同組合の入札では現行炉前価格を上回る落札価格が出ると予想している向きも多く、関東相場は目先も底堅い展開が見込まれそうだ。

域内電炉メーカーでは今週、城南製鋼所と千代田鋼鉄工業が500円値下げしているが、全般的には様子見ムードを漂わせており、8日時点の関東地区H2炉前渡し実勢価格帯は27,000〜27,500円程度のまま前週から変動していない。27,000円を下回る価格帯では東京湾岸エリアと同様に「入荷量が落ちる」(流通筋)と指摘され、「低調な市中発生が続いていることもあり実勢レベルはほとんど下がっていない」(同)との声が多い。

一部メーカーの炉休や品種による荷受け制限などを背景に、域内電炉メーカーへの入荷については「概ね使用量見合いで推移しており入荷率はほぼ100%のメーカーが多い」とされる半面、相場の先安感は高まっていない。東京製鉄宇都宮工場がおよそ1ヵ月半にわたって購入価格の改定を見送っている中、先行きも見通しづらくなっている。9月の4連休以降、高値修正の動きは出ているが、これまでのところ値下げは広がりを欠いており、関東相場は「下がりそうで下がらない状態」(流通筋)が続いている。
last modified : Tue 27 Oct, 2020 [10:30]
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