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◇関西地区鉄スクラップ相場は様子見商状
=10月1週はほぼ横ばい推移
関西地区の鉄スクラップ相場は全体として横ばい基調を続けている。10月に入って以降も域内電炉メーカーの購入価格変更は少なく、中心価格帯に目立つ変動は出ていない。同地区の市況形成へ影響が大きい東京製鉄岡山工場の購入価格は8月26日の500円値上げを最後に1ヵ月半にわたって据え置かれたままで、結果として10月1週(5日の週)の関西相場は様子見商状を呈した。ただ、大阪地区ではスポット価格対応による値上げが出ているほか、岸和田製鋼は12日からダライ粉を除く品種の購入建値を1,000円引き上げるとしており、目先は上げ含みで推移する公算がありそうだ。

9日時点で大阪地区のH2炉前渡しは実勢26,500〜27,500円の価格帯が多く、中心値は前週比横ばい。高値では引き続き28,000円以上が残っている。一方、東鉄岡山工場の特級炉前渡しは足元25,500円で、周辺地域の平均価格帯と比べて一段安値にある。

また、姫路地区のH2炉前渡し中心価格帯にも変動はなく、9日時点では実勢26,500〜27,500円程度を形成し前週比横ばい推移している。

関西地区電炉メーカー各社への入荷率は「95〜100%程度が多い」(流通筋)とされ、「荷不足感が強いわけではないが、発生が少ないため余剰感も生まれにくい」(同)との声が聞かれる。日本製鉄瀬戸内製鉄所広畑地区の市中スクラップ購入や山陽特殊製鋼の生産量回復などを背景に、とりわけ上級品種でスポット価格対応が出やすい環境だとの指摘も出ている。
last modified : Wed 28 Oct, 2020 [11:32]
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