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◇東鉄、4〜9月純利益は54%減の33億円
=7〜9月期の営業損益はほぼトントン
東京製鉄(西本利一社長)が23日発表した4〜9月期の個別業績は、売上高が673億5,800万円(前年同期比29.8%減)、営業利益が32億6,400万円(同57.8%減)、経常利益が36億7,900万円(同53.9%減)、四半期純利益が33億2,300万円(同54.6%減)と減収減益だった。売上高経常利益率(ROS)は5.5%と、前年同期と比べ2.8ポイント低下している。

当期の粗鋼生産量は前年同期比23.8万トン(18.3%)減の106.1万トン。鋼材生産量は同23.5万トン(18.9%)減の101.1万トンだった。鋼材出荷数量は105.2万トンと同18.6万トン(15.0%)減少した。

鋼材の販売比率(数量ベース)は条鋼が51%(このうち形鋼が47%、棒鋼が4%)、鋼板が49%(薄板類が42%、厚板が7%)。輸出比率は18.3%(金額ベース)と、同5.7ポイント上昇した。

当期の鋼材販売単価は前年同期比12,600円安のトン当たり63,400円に下落したが、鉄スクラップ購入単価は22,500円と同7,500円の値下がりにとどまった結果、メタルスプレッドは40,900円と同5,100円縮小し、営業利益は前年同期と比べ約45億円減少した。メタルスプレッド悪化が53億円強、販売数量減が11億円強のそれぞれ利益下押し要因となった半面、電力や諸資材のコスト削減が11億円強の増益要因となったほか、前年同期に発生した原料評価損が当期はなかったことから約45億円の減少に踏みとどまった。

7〜9月期の実績は販売数量が期初計画と比べ1万トン減の49万トンだった。鋼材販売単価が63,100円と計画を同1,900円下回ったうえ、鉄スクラップ購入単価は24,700円と同700円上回ったため、メタルスプレッドは38,400円と想定より2,600円縮小した。これが主要因となり、期初に10億円の黒字を見込んでいた当期の営業損益はほぼトントンだった。

2021年3月期の業績見通しは売上高が1,340億円(前期比25.5%減)、営業利益が53億円(同69.5%減)、経常利益が56億円(同68.6%減)、当期純利益が48億円(同65.2%減)。従来予想と比べ売上高を据え置いた一方、営業利益と経常利益を9億円、当期純利益を7億円それぞれ引き下げた。

下期の鋼材販売数量は上期実績と比べ5.2万トン減の100万トンを想定。鋼材販売単価が同3,100円高の66,500円、鉄スクラップ購入単価が同5,000円高の27,500円を前提にメタルスプレッドは39,000円と同1,900円の縮小を見込み、下期の営業利益は同12億円減の20億円を予想している。通期では鋼材販売数量205万トンを計画し、年度を通じた鋼材販売単価は64,900円、鉄スクラップ購入単価は25,200円を見込んでいる。
last modified : Thu 12 Nov, 2020 [10:50]
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