原料・鉄鋼貿易版 Topics < 鉄鋼 > Home
HOME >> Topics 一覧 >> February, 2021 >> 02 (Tue)
◇アジアのステンレス薄板、クロム系がタイトに
アジア地域のステンレス薄板輸出市場はニッケル系が原料の高値定着で価格も徐々に上昇してきている。クロム系も原料高に自動車向けなどの需要が堅調なためにタイト化しており、価格も先高観が継続している。

ニッケル系ステンレスの原料であるニッケル価格がLMEポンド当たり8ドル台で定着した感があり、ステンレス薄板価格も上昇、安定化している。現状でホットコイルがCFR2,050ドル台と2,000ドル台に乗った。冷延も2,150ドル台になった模様。

台湾のニッケル系各社は2月積み国内向けで6,000台湾ドル(166ドル)値上げした。ユスコは6,500台湾ドル(180ドル強)の値上げという。

クロム系も台湾ミルは値上げした。前月比4,000台湾ドル(111ドル)アップである。1月積みでも値上げしており、ドル換算では200ドルを超えた値上げである。この結果、市場価格はホットがCFR1,200ドル、冷延が同1.300ドル以上の水準になってきている。クロム系は先高観があり、旧正月明けからもさらに値上がりするとの見方が強い。

インドネシア、青山鋼鉄の輸出価格が聞こえてこなくなった。韓国がインドネシアなどを対象にAD調査を進めていることから安値がなくなり、ほぼ中国材に合わせた価格となっているために話題性が少なくなったようだ。韓国のPOSCOは1日現在まだ2月積み価格を打ち出していない模様。しかし、関係筋では少なくともニッケル系で国内向けで10万ウォン(90ドル)以上の値上げをするに違いないとみている。
last modified : Mon 22 Feb, 2021 [12:13]
Copyright (C) 2004 The TEX Report Ltd. All Rights Reserved.