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◇来期積み高炉線材、100ドル以上の値上げを提示へ
日本の一部高炉が旧正月休暇明けの来週後半にも来期(4〜6月)積み線材輸出商談を開始する見通しである。来期オファーはすでに100ドル以上を要請するとの意向を今期商談の途中から顧客に伝えており、地域や品種で異なるものの100〜150ドルアップになる模様。

今期積み商談で四半期積み分は50〜60ドルの値上げだったが、月単位の商談ではすでに100ドル以上の値上げとなったケースもある。特に市況に敏感な品種は120〜140ドルもの値上げも現れている。そうした値上がりムードを背景に100ドル以上の値上げを提示するもので自動車用途を中心に需要も回復軌道にあることから三ケタ(100ドル以上)の値上げが実現する可能性は強い。

ただ、懸念材料はいつものことだが、韓国のPOSCOの販売姿勢が不明なことである。国内では値上げを表明しているが、どの程度浸透しているか今のところ明らかではない。輸出向けでもコンテナがないために輸出できなかったとの情報もある一方で、これまで輸出したことのない顧客に進出、量の確保に動いた節もある。

さらに中国の宝山鋼鉄が国内向けで3月積み線材を据え置いたことも不安材料の一つだ。同国の線材市場価格がやや下げの方向にある様子もあり、旧正月に向け横ばいで休暇に入ったのも気になるところとしている。
last modified : Thu 04 Mar, 2021 [12:25]
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