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◇関東地区4月粗鋼生産見通しは36万トン台
=前年同月比プラス維持の見込み
関東域内電炉メーカーの粗鋼生産量は2月、3月に続き、4月も前年同月比でプラスを維持しそうだ。半面、前月比では小幅ながらマイナスが見込まれる。これと並行して鉄スクラップ購入量も前年同月比でプラスを保ち、需要の回復基調が続く見通しだが、年度末だった前月との比較では小幅マイナスに転じそうだ。ただ、粗鋼生産量と鉄スクラップ購入量ともに前月比のマイナス幅は小さいことから、3月と概ね同水準となりそうで、関東地区の地場鉄スクラップ需要は今月も堅調感を保つものと想定される。

関東地区に生産拠点を置く電炉メーカー15社16事業所の4月の粗鋼生産は商社まとめで合計36.3万トン程度と推計され、34.0万トン規模だった前年同月を2.3万トン(6.6%)上回る。一方、3月の粗鋼生産は36.7万トン程度で着地したものと推定され、それとの比較では0.4万トン(1.4%)減少する。

域内電炉16事業所のうち、4月の粗鋼生産量を前月と比べプラスと計画しているのは2事業所。これに対し同マイナスの生産を予定しているのも2事業所で、大半を占める残り12事業所は同横ばいの生産を計画している。

それらを反映し、関東域内16事業所の4月鉄スクラップ購入量は商社推計で合計36.8万トン程度と計画され、33.4万トン程度だった前年同月と比べ3.4万トン(10.0%)増加する。半面、前月の推計購入量37.2万トンとの比較では0.4万トン(1.3%)減とマイナスが見込まれるが、減少幅は小さいことから、4月の関東域内鉄スクラップ需要は前月に近い水準を維持し、底堅く推移しそうだ。

また、3月4週初め(3月22日時点)の関東16事業所の鉄スクラップ在庫は商社調べによると合計15.1万トン規模で、同じく週明けであった2月22日時点と比べ2.2万トン(16.6%)増加している。
last modified : Tue 20 Apr, 2021 [11:14]
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