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HOME >> Topics 一覧 >> April, 2021 >> 06 (Tue)
◇Ni系SUS屑、4月は15.0万円/トン スタート
=Ni価格下落や400系への生産シフトで国内屑値下がり
4月5日時点で関東のステンレス鋼ミルと集荷業者はニッケル系ステンレス鋼屑(新断ち屑)をトン当たり15.0万円(工場持ち込み渡し)で購入している。(以下、金額はトン当たり)

LMEのニッケル価格下落に触発され、日本国内のステンレス鋼屑は3月前半と後半で0.5万円ずつ値下がりした。3月中旬には欧州向けチャージクロムの4-6月積みベンチマークが大幅に値上がりしたが、ステンレス鋼屑の価格を下げ止める材料としては弱く、4月も上旬のうちに0.5万円下落する可能性が浮上している。

市場関係者はこの価格続落の理由として、前述のLMEニッケル価格下落の他に、(1)市場で300系(Ni系)鋼材の需要が弱いこと、(2)一部で400系(Cr系)へ生産の転換が発生していること、(3)大手ステンレス鋼ミルが5月に炉修を予定して購入量を減らしていること、(4)国内発生の屑で需給が足りていること、(5)ニッケル銑鉄の供給増加でフェロニッケル価格が弱いこと――などを挙げている。

なお、東南アジアからの輸入屑については、(1)依然としてコンテナが不足していること、(2)海上運賃の続伸、(3)ニッケル系屑の需要減少――などから需要が弱く、商社も需要家も購入意欲が弱い。
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( T.斉藤 )
last modified : Thu 22 Apr, 2021 [11:54]
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