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◇海外市場で電気亜鉛メッキ鋼板不足が深刻
関係筋によれば、海外市場で電気亜鉛メッキ鋼板(EG)の品不足が深刻である。日本ミルの供給はほぼ9月積みまでは契約が成立している状態で新規や現行契約分の追加などは難しい状態だ。日本だけではなく韓国でもPOSCOのEG材は国内からの輸出は原材料不足から出荷できず、子会社のPOSCOマレーシアからの供給になっている様子である。中国でも遠隔地には出てきていない。国内がタイトで輸出している場合ではない、との供給危機感があるようだ。

EGのスポット価格はCFR1,300ドル台である。日本ミルの場合、値上げ交渉は長期契約である日系コイルセンターが中心であり、価格的にはスポットの域には達していない。しかし、EGのタイト感が異常であること、中国の大手高炉がEGを400〜500ドルの値上げを行っていること、さらには中国内で日系向けにEG供給を断ってくるほど供給不足感があることなどから値上げへの理解が相当深まってきている。

日本国内では半導体不足で自動車生産が減産となる見込みだ。減産となれば自動車向け薄板類の生産に余裕が出るはずだが、EGの輸出向けには鉄源が回ってきそうもないという。
last modified : Mon 26 Apr, 2021 [11:07]
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