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◇今期積み線材輸出商談、前期比100ドルアップで終了
今期(4〜6月)積み高炉線材の輸出商談が終了した。需要家側からの難問提出もなく、各社計画していた前期比100ドルアップが、順調に受け入れられた。

今期商談が予想以上に順調だったのは、日本にとっては中国や韓国などかく乱要因とみていた国からの安値輸出がなかったことが大きい。両国からの輸出量が少なかったため、需要家からは日本から線材の輸出数量を増やしてほしい、との要望が強く、その点でも商談は入り易いものだった。

量の不足は各国の線材ミルが対応を迫られた様子で国内がタイトなため、いずれも国内供給優先で輸出量を増やすことができず、量的な競争が起こらなかった。これは値上げがスムーズに受け入れられた背景になっている。ただ、今期は問屋筋が急いで買い込み過ぎたケースもあるのではないかと、商談終了後にそうした傾向を感じさせたという。来期商談で買い付け量を減らすというような問題が発生しない要注意とされる。来期積み商談は5月連休明け後に始まる見通しだ。原料高が予想され、再び値上げを行わねばならない事態が待ち受けている。
last modified : Wed 28 Apr, 2021 [16:19]
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