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◇アルジェリアAQSで250万トンのDRプラントが稼動
=ミドレックス社とポール・ワース社が提供
アルジェリア・カタリ・スチール(AQS)は13日、年産250万トンのミドレックス直接還元鉄プラントを立ち上げたと発表した。DRIの稼動は2月13日で、数日後、最初のDRIを成功裏に生産した。

同プラントはHDRI、CDRIの生産が可能で、このうちHDRI(溶融状態の還元鉄)を近接するAQS社の製鋼炉(電気炉)に搬送できる。電気炉への初投入は3月24日に成功裏に行われた。

AQSベララ・スチール・コンプレックスは、国際基準を満たす生産効率と製品品質を最大限保証した9つの環境に優しい生産ユニットを含め、世界で最も先進的な技術を備えている。

主要設備はミドレックスの還元鉄プラント(年産250万トン)、電気炉2基(年産合計220万トン)、圧延機3台で、年間200万トンの異形棒鋼と線材を生産する。

投資計画の第2フェーズでは、多くの産業で使用される特殊鋼の生産に専念し、生産能力を年間400万トン以上にする計画だ。

「今日、複合施設の建設は、DRプラントの立ち上げで本質的に完了したと言える」と同社のユセフ・アフメド・アル・ムハンナディ部長は述べ、「DRプラントは主要ユニットであり、鉱石を製鋼用の清浄な金属鉄に加工するものだが、このプラント立ち上げの意義は大きく最終製品のコストを体系的に削減し、競争力を高めることができる」とした。

DRプラントは1日24時間、週7日稼動し、公称能力は312トン/時。プラントは米国のミドレックス・テクノロジーズ社(神戸製鋼の子会社)と製鉄技術では世界的なリーダー企業でもあるルクセンブルグのポール・ワース社が提供したものだ。

工事はパンデミックの最中に行われた。アルジェリアの工業開発に欠かせない新たなステップとなる。

「製鋼の脱炭素化の方法で新しい基準を設定し、アルジェリアの工業開発にもう一つの基盤となるステップでもある」(ポール・ワース社のトーマスハンスマン最高技術責任者)などとしている。
last modified : Fri 07 May, 2021 [10:51]
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