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◇韓国ミル、日本産スクラップ品質低下に懸念
韓国向けに輸出された日本産スクラップの品質低下が問題となっている。韓国鉄鋼メーカーによると、日本産スクラップに混入した異物の影響で工場操業に支障をきたす事例が今月に入って複数起きており、韓国ミルが強い懸念を示している。供給側では改めて品質管理の徹底が求められそうだ。

品質の低下は4月以降に輸出された日本産スクラップに顕著で、最近ではH2やHSで多量のダスト混入事例が出ているほか、新断ちでもスケールや硫黄など異物の混入がみられるという。工場では不純物混入に伴う操業トラブルが発生する事態ともなっており、品質低下に伴う操業損失が深刻化している。

輸出向け鉄スクラップの品質問題はこれまでもたびたび起きており、とりわけ国内市況の上昇時や需給の逼迫局面で輸出向け品質が低下しやすい傾向がある。国内鉄スクラップ相場は足元でも、短期的な調整局面を経ながらも各地でH2炉前渡し4万円を超える高値圏で推移している。結果的にシッパーが採算割れの輸出を強いられるケースも多く、品質低下の背景になっているともみられる。
last modified : Tue 11 May, 2021 [10:31]
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