原料・鉄鋼貿易版 Topics < 鉄鋼 > Home
HOME >> Topics 一覧 >> April, 2021 >> 22 (Thu)
◇アジアの厚板輸出価格が急回復、CFR950ドル超える
関係筋によれば、アジア市場の厚板輸出価格がここにきて急回復している。すでに高いところでCFR950ドル台になっており、6月後半積みではさらに高値を付け1000ドルを狙える可能性がある。

アジアの厚板市場は長らく低迷してきた。造船材が不振なうえに建設工事も少なく、他の鋼材との価格の開きも相当あった。ここにきてCFR910ドル〜920ドルですぐに決着するほどになり、インド材のベトナム向けホットコイル価格である同950ドル〜960ドルに追いつきそうな勢いだ。ベトナム高炉の国内向けホット価格である880ドル台を大幅に上回っている。

厚板価格がここにきて急回復、急上昇している理由の一つはスラブ価格がアジアでCFR800ドルを超えたことだ。一時は同じ価格水準で肩を並べたが、中国では製品在庫が減り、手持ち分を食いつぶした感じだ。

アジア市場では需要もでてきた。プロジェクトが動き出すと厚板不足することになる。これまで様子見していた需要家も先高感を見越して買いを入れ始めている。CFR970ドルでの高値成約があるようだ。6月後半あるいは7月積みでは同1,000ドル台が通ると関係筋では、みている。
last modified : Fri 14 May, 2021 [12:52]
Copyright (C) 2004 The TEX Report Ltd. All Rights Reserved.