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◇関東地区鉄スクラップ相場は強含み
=H2炉前実勢41,500-42,500円に続伸
4月3週(18日の週)の関東地区鉄スクラップ相場は続伸している。東京湾岸FAS価格が電炉メーカーの購入価格に高値先行しているため、関東相場はこれに引っ張られる格好で右肩上がりで推移している。ただ、北関東を中心に荷止めや荷受け制限が見られ、「大型連休が近づき相場は落ち着きを見せ始めている」(流通筋)との見方も出ている。

23日時点で東京製鉄宇都宮工場の購入価格は前週末から据え置かれている半面、伊藤製鉄所筑波工場、合同製鉄船橋製造所、城南製鋼所、向山工場など複数の域内電炉メーカーで品種により500〜1,000円値上げが見られ、関東相場は実勢中心値をじりじりと切り上げている。

その結果、23日時点の関東地区H2炉前渡し実勢は41,500〜42,500円程度が多く、高値は43,000円以上。中心価格帯は前週と比べ500円程度切り上がっている。東鉄宇都宮工場は特級炉前渡しを23日現在42,000円としており、同工場の買値は域内では徐々に平均的な価格水準から安値寄りに移ってきている。

域内電炉メーカーへの入荷率については、「平均すると使用量見合いを割り込んでいる」(流通筋)との指摘が聞かれる。東京湾岸FAS価格が炉前価格に先行して上昇している影響に加え、北関東メーカーで荷止め措置を講じる動きが散発している影響で、関東域内では「北部より湾岸エリアに近い南部の方が強含み」(同)で推移している。
last modified : Tue 18 May, 2021 [12:23]
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