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◇日本製鉄、5月引受けから厚板1.0万円値上げ
=今回の値上げで通算2.5万円の価格改善へ
日本製鉄は国内店売りおよび建材プロジェクト(鉄骨・橋梁)向け厚板を5月引き受け分から1.0万円の値上げを申し入れた模様。同社は昨年9月に0.5万円、今年1月に1.0万円の値上げを行っており、今回の値上げで通算2.5万円の値上げとなる。

中国の景気刺激などの影響に起因した鉄鋼増産で主原料、鉄スクラップが高止まりする中で市況原料、フレートなどの高騰が続いており、再生産可能・安定供給な水準に向けてもう一段の値上げが避けられないと判断、1.0万円の値上げを申し入れたもの。

板の国内需要は厳しい環境が継続していたが、足下では分野ごとにバラツキはあるものの、改善傾向にある。加工業者(シャーリング)は足下で在庫率・在庫量が改善、歯抜けサイズが一層拡大し1社では鋼材が揃わず対応ができないケースがでている。

海外でも厚板マーケットは鋼材需給のタイト化が鮮明になってきており、ASEANでCFR900ドル台、欧州・中南米で同1,000ドル台、北米は同1,000ドル超水準になっている。

こうした需給状況を勘案し、日本製鉄は厚板全分野で再生産・安定供給可能な価格水準の実現に向けて不退転の取り組みを邁進していく。紐付きの需要家に対しても個別に進める。
last modified : Wed 19 May, 2021 [12:19]
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