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HOME >> Topics 一覧 >> June, 2021 >> 07 (Mon)
◇中国・寧夏自治区の中衛市で合金鉄の操業制限開始
=鉄鋼ミルの買いと重なり、フェロシリコン価格急騰
中国・寧夏回族自治区の中衛市では3日、市の省エネ・排出削減リーディンググループが一部の高電力消費産業に対して操業制限を通達した。市政府は6月中に30%の操業制限を行い、7-12月も30%の操業制限を継続する計画でいる。

対象となったのは合金鉄生産者14社、カーバイド7社、高炉ミル1社。

合金鉄は主にフェロシリコン生産者で、サブマージアーク炉計14基が6月中に操業停止となり、2基が70%操業となる。また、7-12月は16基が操業制限の対象となるが、そのうち3基は限定的な停止になる。市場関係者は中衛市における6月のフェロシリコン生産量は31,950トンの減少し、7-12月は毎月34,350トンの減少になると分析している。

なお、カーバイドでは7社の電炉5基、設備2ラインが操業制限の対象で、うち電炉2基と1ライン70%操業となり、高炉ミル1社は12月末まで30%での操業が求められている。

寧夏自治区では2日に石嘴山市が発電量の制限による石炭消費の削減を発表したが、電力消費産業への具体的な操業制限には踏み込んでいなかった。

今回、石嘴山市と中衛市の発表が、中国鉄鋼ミルによる6月分の合金鉄購入と重なったことで、中国国内の合金鉄市場ではフェロシリコン価格が急騰している。内蒙古自治区産、寧夏自治区産、青海省産のフェロシリコン(硅素72%品)は前日からトン当たり100元以上の値上がりになっているという。
( T.斉藤 )
last modified : Wed 23 Jun, 2021 [12:57]
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